「ごらん世界は美しい」
この言葉は、手塚治虫さんのマンガ『ブッダ』の帯に書かれています。
この言葉の元になったのは、晩年のブッダが弟子のアーナンダに語った内容だと思われます。
その内容を要約すると、
「さまざまな場所はどこも楽しい、
この世界は美しく、人生は甘美なものだ」
といったものです。
四苦八苦から始まったブッダの旅の終わりにこの様な心境に至ったのだとすると、それはとてもすばらしいことだと思います。
ちなみに「四苦八苦」とは、
四苦=生・老・病・死
八苦=四苦に加え、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦
のことで、逃れることのできない人生の苦しみを指しています。
先の言葉、「ごらん世界は美しい」は手塚治虫さんのアレンジなのかもしれませんが詳しいことは私には分かりません。
ただ私はこの言葉の「ごらん~」に特に優しさを感じるので、この言葉が好きです。
そして、出会う人々、特に子供たちへこの言葉をかけることができたらいいのにな、と思います。
私は、合気道を通して「美しい」を表現し、人々や子供たちへ伝えたいと願っています。
合気道は、誰の中にでもある美しさに本人が気づき、自らが美しく大切な存在であると想え、自らを好きになることができる道だと私は思っています。
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