4月です。桜が満開です。 ご卒業された皆様、おめでとうございました。 また、ご入学、ご進級、ご就職される皆様、おめでとうございます。 倉敷合気道会でも、小学校・中学校に入学される方、受験に向けて取り組み始めた方がいらっしゃいます。 それぞれの立場で、新しい環境で、目標に向かって進んで行かれるのだと思います。 この季節になると、自らの多感であった学生時代や就職したての時代を思い返し、もう戻ることのできない過ぎ去った時代を懐かしく感じます。 そして、今正にそのような多感な時代を生きている若者を見るとき、とても眩しく、愛おしいと思います。 7年前の3月11日に発生した東日本大震災、その後に起こった福島の原発事故は甚大な被害・損害をもたらしました。 この災いと今もなお戦い続けている人たちがいらっしゃいます。 福島から岡山へ移住され、親子3人で当会の稽古にご参加下さっていたご家族がおられます。 とても多忙な中、遠い距離を親子で通って下さいました。 このご家族は、色々と悩まれた末に、この4月より福島へ帰る決断をされました。 この決断には、多くの葛藤や不安があったに違いありません。 一期一会、次にこのご家族にお会いできるとしたら、その時は子どもたちは大きく成長され、見違えることでしょう。 今になって、もっと何かできなかったか、なにか言葉をかけてあげられなかったかという思いが残りますが、その元気な子ども達の姿を思い起こすと、きっと大丈夫だろうと確信しております。 岡山のこの地から、福島の君達へも、
小学校ご入学おめでとう!ご進級おめでとう!
ふるさとの地ですくすくのびのびと大きくなってください。
また会える日を楽しみにしています。