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執筆者の写真田中 利幸

新学期・新年度


春です。

桜が花開き、ツバメたちも帰ってきたようです。

進学・進級されたみな様、おめでとうございます。

この季節は樹木から独特の香りがたち、私はその香りを嗅ぐと胸がざわつくのを感じます。

過去のこの季節に味わった感情が呼び覚まされているかのようです。

新しい学級や担任の先生にどきどきしたこと、親元を離れ一人暮らしを始めた頃のこと、就職や転勤した頃のこと。

様々な人生の節目に味わった、期待と不安、緊張感と高揚感、様々な感情の記憶です。

4月は新たな出会いの季節です。倉敷合気道会にも春と共に新しい仲間たちが集ってくれています。

進学のため、親元を離れ遠方から単身やってきた爽やかな青年。

内に秘めた強い思いとともに自らを鍛えようとしている少女。

一念発起し、肉体改造?を志された男性、等・・・

それぞれの方が、それぞれの想いを持って道場へ来られます。

それぞれの方の想いを知るとき、やはり樹木を嗅いだときと同じ感覚に襲われ、胸がときめくのを覚えます。

この会が、ここに集う皆様のそれぞれの願いがゆっくりと芽を出し健やかに成長できる場となることが私の願いです。

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